【海外駐在×投資】シンガポールで資産運用【投資歴2年】2023年8月
こんにちは、シンガポール駐在員のかじまです!
💰シンガポールは投資利益に税金がかからないと聞くし、せっかくシンガポールにいるんだから投資を始めてみたい!
💰シンガポールは今後も安泰だろうから、シンガポールの株を持っておきたい。
投資経験者の方の中には、海外赴任に伴って売買ができなくなったので、シンガポールでも投資をしたいという方もいらっしゃるかもしれません。
わたし自身は投資初心者で、シンガポールに来てから株式投資を始めました。
この記事では、2021年9月から約2年間の資産推移、本帰国後の投資方針を公開します。
現在の投資額は1000万円ほど。
シンガポールの高配当銘柄をメインにしており、今年1年間の配当金は30万円程度(の予想)です。
投資額はこれからもっと増やしていきたいところですが、配当金がもらえる喜びが体験できたのと、日本で貯めていた円預金の有効活用ができたので、投資を始めてみて良かったと思っています。
投資を始めてからの資産推移や、日本へ帰国したあとのイメージが掴めるかと思います。
シンガポールでの投資に興味を持っている方はぜひ参考にしてみてください。
それでは、どうぞ〜!
シンガポールで投資を始めてみたい方
投資に興味がある方
※投資にはリスクがつきものです。
この記事は自分の経験・意見を述べたもので、必ず儲かるものではありません。
投資は自己責任でお願いします。
シンガポールは投資に最適!キャピタルゲインもインカムゲインも非課税
日本では基本的に投資で得た利益には税金が課されます。
税率は20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)となっています。
一方シンガポールでは、これらの利益に税金はかかりません。
キャピタルゲイン(売買差益)、インカムゲイン(配当金など資産を保有していることで得られる収入)のいずれも非課税で受け取ることが出来ます。
シンガポールで投資するメリット・デメリット
日本と比較したときのシンガポールの投資環境のメリット・デメリットにはこんなものがあります(個人の意見です)。
【キャピタルゲイン、インカムゲインが非課税】
シンガポールで生活している間のみの特権です。
日本帰国、他国へ移住した場合は居住地の法律に従って納税してください。
【シンガポールドルを効率的に運用に回せる】
給与をシンガポールドルで受け取っているなら、シンガポールドルのままシンガポール株・リート(不動産投資信託)などに投資ができます。
【投資先が豊富】
シンガポールリートをはじめ、日本では扱われていない優良株への投資ができます。
【シンガポール株だけでなく、米国株・日本株も】
証券口座によっては米国株や日本株の売買も可能。
【リスク分散】
シンガポールドルと日本円を持つことでリスク分散になります。
【売買手数料は高め】
一般的に売買手数料が日本の証券口座よりも高いため、短期の売買には向きません。
フィリップ証券では購入時手数料が毎回25ドル程度かかっています。
【米国株への投資は外国税が高い】
米国株の配当金は、現地で源泉徴収されます。
日本は10%ですが、シンガポールは30%です。
【日本株への投資は為替手数料・手間がかかる】
日本株に投資したいときに、日本の円預金をそのまま証券口座に移すことは難しいです。
円→シンガポールドル→円の動きが必要になるので、都度手数料がかかります。
【本帰国後の確定申告】
年間配当が20万円を超える/為替益・売買益が20万円を超える場合には確定申告が必要になります。
シンガポールの証券口座は本帰国後もそのままでOK
3年くらいの駐在であれば、わざわざ口座開設してもすぐ解約しなきゃいけないんじゃないの?
駐在員としてシンガポールに来ている場合、3年や5年など、いつかは任期を終えて日本へ帰ることになります。帰国までの短い間なら、投資をするのは難しいのでは?と考えるかもしれません。
しかし、シンガポールの証券口座は一度開設してしまえば、帰国にあわせて閉じる必要はありません。
(場合によって口座維持手数料、日本での確定申告は必要になります。)
長期で資産運用したい方にとってはありがたいことですよね。
具体的な投資先3選
①シンガポールリート
我が家のメインの投資先です。
高配当が魅力で、銘柄によって4~6%程度の配当金を安定的に得ることが出来ます。
シンガポールリートは仕組み上、収益の90%以上を配当として投資家に還元することになっています。
リートとは、不動産投資信託のことです。
投資家から集めた資金で不動産への投資を行い、得られた買収益や賃貸料収入などを投資家へ分配(配当)します。
シンガポールリートに投資することで、街中で見かけるショッピングモールやホテル、オフィスビルなどの投資家になることができ、収益の恩恵が受けられます。
シンガポール国内以外にも、アジアやアメリカ、様々な不動産に投資しているシンガポールリートもあります。
②米国株・米国ETF
アメリカ株は過去のチャートを見ても右肩上がりで、これからも成長していくことが期待できます。
日本とは違ってシンガポールでは売買差益に税金がかからないので、個別株を売買するならシンガポールのほうが税制的に有利です。
日本でも人気な米国株ですが、長期での資産形成を考えているなら米国ETFがおすすめ。
多数の企業に分散して投資するため、リスクを分散することができます。
ETF(Exchange-Traded Fund)は、複数の企業の株式や債券などを1つの投資商品にまとめたものです。
異なる分野や市場への分散投資を可能にし、低コストで手軽な投資手段とされています。
市場で流動性が高く、投資初心者から経験豊富な人まで幅広い投資家に選ばれています。
③貯蓄型保険
ほとんどリスクを取らずに4%程度のリターンが狙える投資先です。
日本と比較して利回りが高くなる可能性があり、最低保証もあります。
長期間資金が拘束されるので、その点には注意が必要です。
かじま家の資産推移(2023年7月末時点)
・夫婦2人暮らし
・シンガポール駐在中は一馬力
シンガポールドル建て給与(メイン)、円建て給与を受け取っている
・シンガポールドルは駐在中に稼いだもの(日本から150万円程度送金)
・日本円は共通口座で夫婦のお金として貯金しているもの
・証券口座は「フィリップ証券」
シンガポールの投資、今後の日本での投資方針は夫婦で相談して決めたものです。
お金の出所はシンガポールで稼いだシンガポールドル、日本でこれまで貯めてきた共通口座からとなっています。
ポートフォリオ(2023年7月末時点)
ポートフォリオは、シンガポールリート6つ、シンガポール個別株2つ、米国ETF1つ で構成されています。
一番はじめに購入したのは、馴染みのあるシンガポール個別株。
以降は配当金に憧れてシンガポールリートを購入しました。
米国ETFは初めて購入したときは高値掴みをしてしまい、これが足を引っ張りトータル運用益はイマイチです。
ただ、シンガポールリートの配当金は安定してもらえており、配当金を足すとプラスに。
シンガポールリートは成長に期待しているというよりは配当をもらいつづけたい、という思いなので、下がれば買い増し、上がれば嬉しい、という気持ちです。
本帰国後の投資方針
本帰国後のこともイメージできると、投資を始めやすいのではないでしょうか。
かじま家の今後の投資方針も参考にしてください。
シンガポールの証券口座は残し、配当金を使って投資を続ける
シンガポールの証券口座・銀行口座は帰国後も残しておき、配当金がある程度まとまったら追加投資を行う予定です。
配当金が20万円を超えるため、帰国後は確定申告をするつもりです。
帰国後、年間配当が20万円を超える/為替益・売買益が20万円を超える場合には確定申告することになります。
売買時・配当受け取り時の証券口座のレポートの保管、当時の為替レートでの計算などが必要になります。
やみくもに証券口座をたくさん開設してしまうと、のちのち管理が大変になるので気をつけてください。
日本の証券口座を開設し、新NISAに全力投資
2024年から始まる新NISAに向けて、全力で米国・全世界株を購入予定。
シンガポールリートは優良な投資先ですが、残念ながら現状は日本の証券口座から購入できない銘柄が多々あります。
現在はシンガポールリートが資産のかなりの部分を占めていますが、いずれ米国・全世界株の割合がより大きくなる想定です。
株式等を無期限で非課税保有できることが特徴。
生涯の限度額が1800万円で、年間投資枠は「つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円、合計最大年間360万円」となっています。
夫婦それぞれで新NISAの制度を活用予定なので、目指すは3600万円の投資。
最速は難しいですが、全力で枠を埋めていこうと思っています。
まとめ|シンガポールで投資を始めよう!
シンガポールで投資を始めるメリット・デメリットをまとめました。
・キャピタルゲイン、インカムゲインが非課税
・シンガポールドルを効率的に運用に回せる
・売買手数料は高め
・本帰国後は確定申告の必要性も
具体的な投資先はこの3つ。
シンガポールに住んでいる今が資産運用・資産拡大のチャンスです。
①高配当が魅力のシンガポールリート
②過去のパフォーマンスも今後も期待できる米国株・米国ETF
③リスクを抑えた貯蓄型保険
もちろん未来のことは誰にも分からないので、この選択が正しかったか判断できるのはもっと先のことになります。
ですが投資を始めたことで、家計・今後の資産形成などを深く考えるきっかけとなりました。
思い切って始めてみてよかったと思っています。
今回の記事が投資を始めるか悩んでいる方の参考になったら幸いです。
※投資にはリスクがつきものです。
この記事は自分の経験・意見を述べたもので、必ず儲かるものではありません。
投資は自己責任でお願いします。
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コメント一覧
コメント失礼します!
証券会社はどこを使ってますか?
返信が遅くなり大変申し訳ありません。
証券会社は日本語デスクもあって安心の「フィリップ証券」を使っています。