元シンガポール駐在員の投資の話【配当金年間40万円達成】2024年6月
こんにちは、シンガポール元駐在員のかじまです!
シンガポールは、投資のキャピタルゲイン(売買益)やインカムゲイン(配当益)に税金がかからないため、投資家にとって非常に魅力的な国です。
(※シンガポールに居住している間に限ります。)
- シンガポールは今後も安泰だろうから、シンガポールの株を持っておきたい!
- 投資利益に税金がかからないシンガポールにいる間に、投資をしてみたい!
そんな思いをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが実際にシンガポールで証券口座を開き、株式投資をしている人は多くなく、情報が少ないのが現状です。
日本ですでに投資経験がある方も、これから始める方も、この記事を参考にしていただければ嬉しいです。
それでは、どうぞ〜!
私自身は投資初心者で、シンガポールに来てから株式投資を始めました。
今回の記事では、2021年9月から約3年間の資産推移を公開し、2024年4月末時点の投資額や配当金の増加などについてご紹介します。
結論から申しますと、配当金は嬉しいし、今後の資産運用を真剣に考えるきっかけになったので、思い切って投資を始めてみて良かった!と思っています。
シンガポール在住で投資を始めてみたい方
シンガポール株・高配当投資に興味がある方
※投資にはリスクがつきものです。
この記事は自分の経験・意見を述べたものですので、参考程度にご覧ください。
投資は自己責任でお願いします。
シンガポール投資のメリット:税金ゼロの魅力と安定の将来
まずはじめに、シンガポールで投資をするメリット3点についてお話しします。
メリット①:投資利益に税金がかからない
日本で投資をする場合、一般的にはその利益に約20%の税金がかかります。
NISA口座を使えばその限りではありませんが、残念ながら海外在住者は使うことのできない制度となっています。
一方シンガポールは、キャピタルゲイン(売買)、インカムゲイン(配当金)どちらにも税金がかかりません。
これは投資をする上でとんでもないメリットになります。
ただし注意が必要で、あくまで「シンガポールに居住している間は」税金がかかりません。
つまり、本帰国がいずれ確定している駐在員は、日本に帰ったあとのことを見越して戦略を練る必要があります。
メリット②:本帰国後も証券口座は継続できる
駐在員はいつか日本に帰ることが約束されています。
そのときにせっかく開いた証券口座を閉じなければならないとなると、投資難易度は一気に跳ね上がりますよね。
シンガポールでは一度開いた証券口座は、シンガポール以外の国に住むことになっても解約する必要はありません。
※もしかすると証券口座によるかもしれないので、よくご確認ください。
私が使っているフィリップ証券では、帰国後の今も問題なく使えています。
本帰国間近になって、株価が下がったタイミングで泣く泣く売却しなければならないとなれば、何のために投資を始めたのかわかりませんよね。
もちろん本帰国後は日本の税制度に則り、20万円の売却益・配当金があれば確定申告をして20%の税金を納める必要があるので、そこはご注意ください。
メリット③:将来の安定性
これは私の希望も含めた一意見ですが、シンガポールの将来はまだこの先も安泰だと思っています。
シンガポールに住んでいた3年間で、正直なところ日本よりも未来に希望を感じました。
後述しますが、私のシンガポール証券口座の8割を占めているのがシンガポールリート(不動産投資信託)とシンガポール個別株です。
今後も株価が大きく下がらず、安定した配当金を見込めると信じて購入しました。
投資は自己責任。私の記事だけを鵜呑みにせず、ぜひご自身で調べ、想像してみてください。
その上でシンガポール投資に興味を持ってもらえると嬉しいです。
①投資利益に税金がかからない
②本帰国後も証券口座は継続できる
③将来の安定性
⇒ 投資をスタートするハードルが低い・長期投資に向いている・配当金投資と相性がいい
シンガポールでの投資体験談|投資初心者からのスタート
2020年11月:駐在員としてシンガポールへ
2021年9月:投資スタート(フィリップ証券)
2023年10月:本帰国
現在:日本でフィリップ証券(シンガポール証券口座)と楽天証券で投資継続中
私は2020年11月に駐在員としてシンガポールに来て、2021年9月投資を始めました。
元々日本ではiDeCoもつみたてNISAもやっておらず、制度としては知っているものの、特に必要性を感じていませんでした。
そんな私がなぜシンガポールで投資を始めたのかというと・・・
単純に「投資利益に税金がかからないのがオトクだと思ったから」です。
なんせ初心者だったので、投資といっても長期投資や高配当投資のイメージもあまりなく、
投資 ⇒ 短期で売買するとその都度税金がかかるけど、シンガポールでは税金がかからない ⇒ オトク!やってみたい!
という思考回路でした。
YouTubeやブログなどを見ながら、とりあえず始めてみることに。
証券口座は「フィリップ証券」を選びました。
日本語デスクがあるので安心感があります。
使っていて不満点は特にありませんが、おそらく手数料は他社と比べて高めです。
①シンガポールリート
シンガポール投資をしている人のブログなどで一番人気だったのがシンガポールリート。
安定した配当金を得られるのが魅力です。
②シンガポール個別株
個別株はほとんど持っていませんが、銘柄を選ぶ楽しさがあります。
③米国ETF
王道の投資先ですが、日本と比べて外国税が高いのがデメリット。
資産推移公開|2021年9月からの3年間の成績報告
シンガポール駐在中の我が家はこんな感じ。
・夫婦2人暮らし
・シンガポール駐在中は一馬力
シンガポールドル建て給与(メイン)、円建て給与を受け取っている
・投資資金は駐在中に稼いだもの+日本から150万円程度送金
2021年9月から、2024年3月末までの投資成績です。
投資額は順調に増え、現在ではS$120,000を突破しました。
ここ1、2年で円安が進んだこともあり、円換算での評価額はなかなか良い感じです。
シンガポールドル換算ではマイナスとなっている期間が多いですが、これまでの配当金を加味するとプラスにはなっています。
かなり上げ下げをしているのを見ると、投資は甘くないというのがよく分かりますね。
高配当投資の場合は特に安値で購入することが大事になってきますが、後々振り返ってみると結構高値掴みしています・・・。
値上がり益ではなく、配当金に期待をして購入している銘柄がほとんどですので、現在の株価・評価額は気にしないようにしています。
今後も配当金が毎年安定して入ることを考えると、プラス幅は大きくなるはず。
何より配当金は心に余裕をもたらしてくれます。
ポートフォリオはこちら。
7割強がシンガポールリートです。
投資に正解はないので、自分が納得のいく銘柄を選定してみてくださいね。
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投資歴2年時点での資産運用結果をまとめています。
高配当銘柄での投資成功|年間40万円の配当金を達成!
2023年は年間40万円の配当金をいただきました。
1000万円程度の投資金額で年間40万円という配当金が、多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思います。
ですが、年4回もらえる配当金は嬉しいですし、ここからほぼ手を加えることなく毎年もらい続けられることを考えると、やっていて良かったと感じます。
参考までに2021年9月から2024年3月までの、同月での配当金比較です。
2023年で40万円の配当金を達成してからさらに入金もしているので、2024年はトータルいくら配当金がもらえるか楽しみです。
シンガポールリートなどの優良な高配当銘柄は、シンガポールで投資する大きな魅力です。
日本の証券口座では購入できない銘柄がほとんどで、さらに税制上も非課税で有利です。
シンガポールにいる間にこの投資機会を最大限に活用したいですね。
まとめ|魅力的なシンガポール投資、始めてみませんか?
何よりもシンガポール投資の最大の魅力は、「優良な高配当銘柄に投資ができる」ということです。
一度開いた証券口座を持ち続けられるのは、駐在員にとってすごくありがたいことだと思います。
シンガポールに住んでいる今しか証券口座を開設するチャンスはありません。
円安の今、シンガポール投資をしていて良かったと感じる瞬間が多いです。
会社からの給料と貯金は日本円、シンガポールドルで運用中の投資資金と毎年入る配当金、帰国後に始めた新NISAで積み上げている最中の米ドル。
通貨分散することで、今後円安・円高どちらに傾いても心の平穏を維持できそうです。
この記事がシンガポール投資に興味を持っているみなさんの参考になったら幸いです。
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