【最新情報】一時帰国・海外渡航に必要な書類、規制まとめ
(2022年9月最新版はこちら。以下は2022年5月時点の記事になります。)
こんにちは、シンガポール駐在員のかじまです!
シンガポールでの規制緩和は嬉しい一方、シンガポール・日本間の渡航の規制や、必要な書類など、ややこしいと感じておられる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、特に一時帰国をする方に向けて、最新のガイドライン(2022年4月8日現在、2022年5月11日追記)をもとに情報をまとめました。
シンガポール以外の国から帰国される方も、参考程度にご覧ください。
また、ワクチン3回接種者であることを前提とした内容になっていますので、該当者でない場合は個別にご確認願います。
万が一誤りがあった場合はご容赦ください。
結論から申しますと、
シンガポール⇒日本:①渡航前PCR、②アプリMySOSへの登録(渡航前陰性証明書、ワクチン証明書、誓約書、質問票)
日本⇒シンガポール:①渡航前PCRまたはリモートART、②SG Arrival Cardの登録
が必要となります。
それでは、どうぞ~!!
シンガポールから一時帰国しようとしている方。
海外旅行を検討している方。
シンガポールの海外渡航の規制がよくわからない方。
一時帰国に必要な書類、事前準備についてわかる。
海外渡航に向けてイメージができる。
シンガポール出国⇒日本入国まで
おおまかな流れ
72時間前PCR陰性 ⇒ 入国時検査(空港にて唾液検査、結果出るまで待機1~3時間) ⇒ 検疫(アプリ・書類確認) ⇒ 隔離なしで解放(ワクチン3回接種者)
厚生労働省 水際対策に係る新たな措置について(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html)を中心にまとめています。
航空券購入(往復) ※乗り継ぎ時間に余裕を
現在運行中の航空会社は、シンガポール航空、JAL、ANA。東京以外の人は国内線の乗り換えが発生する可能性あり。
入国時検査(唾液検査)をする際、結果が出るまで1~3時間の待機が発生するそうです(混み具合にも依る)。
そのため、国際線⇒国内線の乗り継ぎは充分時間に余裕をもたせた航空券を購入するよう、注意してください。
追記:参考までに、2022年4月28日、羽田空港早朝着で約3時間の拘束でした。5時間程度余裕をみて国内線乗り換えをし、体感としてはちょうど良かったです。
渡航前PCRの病院・クリニックを予約
日本に入国する際には「出国72時間以内の検査証明」を提出する必要があります。
相場としては、日系クリニックだとS$180~200、ローカルだとS$120~。
日本メディカルケア、ヘルスウェイ、ラッフルズジャパニーズクリニックなどの日系クリニックも対応しているので、少しお高めではありますが安心して受けることが出来ますね。
追記:わたしはShenton Medical GroupにてS$90で鼻咽頭PCR受診。思っていた相場より安く受けられることに。渡航の2日前に検査し、1日前(検査翌朝)に結果をメールで送ってくれました(PDF)。
詳しくはシンガポール政府(ICA)ホームページhttps://safetravel.ica.gov.sg/departing/overview#PDTをご確認ください。
アプリ3つ(MySOS、GoogleMap、COCOA)を入手
日本で使う予定のスマホに、この3つのアプリをインストールしておきましょう。
- MySOS
- GoogleMap
- COCOA
厚生労働省のホームページhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00250.htmlから、より詳しい情報を確認できます。
ワクチン証明書の入手
シンガポールの「COVID-19 Vaccination Card」、「Vaccination Certificate」又は「COVID-19 Vaccination Report(ただし、FIN/NRICが記載されたシンガポール政府発行の公文書(IDカード、滞在許可など)の提示により生年月日が確認できる場合に限る)」が利用可能です。
SingPassを使用すれば、スマホ上で入手可能となります。
詳しくはこちらをご覧ください。
在シンガポール日本国大使館のホームページ(https://www.sg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/keneki_0108.html)
MySOSアプリの内容を登録 ※搭乗便到着予定日時の16時間前までに申請完了すること
MySOSに証明書を登録、必要事項を入力しておくことで、日本入国時の検疫がスムーズになります(いわゆる「ファストトラック」(入国時手続きの簡素化)と呼ばれているもの)。
ファストトラックは成田国際空港、羽田空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡空港より入国する方が利用可能です。
- 基本情報登録
- 検査証明書
(渡航前PCRの陰性証明書) - 誓約書
(検疫措置を遵守する旨の誓約書。誓約に違反した場合は、氏名公表等の措置あり。) - 質問票
(待機期間中における健康フォローアップのため必要。電話番号、メールアドレス等) - ワクチン接種証明書
の5つを事前にアプリ内に登録できます。
【注意】搭乗便到着予定日時の16時間前までに申請を完了してください。
詳しい手順は
厚生労働省ファストトラックマニュアル(https://teachme.jp/111284/manuals/13655051/)
もしくは、日本橋夢屋 日本への入国・帰国時の手続きの手順(https://www.tokutenryoko.com/news/passage/12181#apps)をご参照ください。
イメージとしては以下のようになっています。
追記:PDFはアップロードできません。ワクチン証明書と陰性証明書は、スマホでスクリーンショットを撮ったものを使うと承認されました。
ファストトラック、便利そうです。空港検疫を時短できるのはありがたい制度ですね。
72時間前PCR検査 ※要印刷
予約しておいたクリニックでPCR検査を受けます。
在シンガポール日本国大使館のホームページ(https://www.sg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/keneki_0108.html)に、クリニックや記載項目などの詳しい情報があるのでご覧ください。
【注意】「印刷してご持参ください」とあるので、MySOSへのデータアップロードだけでなく、紙媒体でも持っていきましょう。
準備完了!
以上が日本入国までの流れとなります。おつかれさまでした。
続いて、シンガポール入国までの流れを見ていきましょう。
日本出国⇒シンガポール入国まで
おおまかな流れ
出発前2日以内ウイルス検査(PCR又はリモートART) ⇒ 入国時コロナ検査なし ⇒ 「SG Arrival Card」確認 ⇒ 隔離なしで解放(シンガポール到着までに所定のワクチンの2回接種を終え2週間を経ていること)
在シンガポール日本国大使館ホームページ(https://www.sg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)およびICAホームページ(完全ワクチン接種者の旅行チェックリスト)(https://safetravel.ica.gov.sg/arriving/general-travel/fully-vaccinated)を参照しています。
【追記:不要になりました】出発前2日以内ウイルス検査(PCR又はリモートART)の病院・クリニックを予約
追記:ワクチン2回接種者は、観光客も含めて渡航前検査が不要に(2022年4月26日より)。
すでに一時帰国のためクリニックを予約しており、キャンセルできるか心配していましたが問題ありませんでした。もちろん、規制が緩和されたあと(4月26日以降)の入国だったため、渡航前検査の有無は空港でチェックされることも無し。
嬉しいことに、2022年4月7日から、すべての国からの入国を対象に、リモートART(有資格者が実施した抗原迅速検査)でもウイルス検査が可能となりました。
ただし、リモートARTで出国前検査が可能なのは、[Singapore Citizens, PRs and Long-Term Pass Holders (including In-Principle Approval holders) only](シンガポール市民、PR、長期ビザ保有者のみ)となります。
【注意1】リモートARTで出国前検査が可能なのは、[Singapore Citizens, PRs and Long-Term Pass Holders (including In-Principle Approval holders) only](シンガポール市民、PR、長期ビザ保有者のみ)となります。
【注意2】シンガポールからARTキットを持っていくのを忘れないように。HSA認証のテストキットはこちらからご確認ください(https://www.hsa.gov.sg/consumer-safety/articles/covid19_selftests)。
書類に記載されるべき項目、利用可能なクリニックなど、詳細はICAホームページをご覧ください(https://safetravel.ica.gov.sg/arriving/general-travel/fully-vaccinated)
日本側のPCR可能なクリニックを予約するか、シンガポール側のリモートART可能なクリニックを予約することになります。
日本(PCR)の相場は2万円くらい(検査+英文証明書)。シンガポール(リモートART)ならS$15というところもあるそうです。
追記:渡航前検査がなくなったことにより、シンガポール入国直前はほとんど心配することはありません!
SG Arrival Cardの登録 ※到着前3日以内
電子入国カードのことで、アプリでの申請が可能。
個人情報、旅行の詳細、および健康状態の申告の提出を容易にしたものです。
【注意】到着前3日以内に提出するようにしてください。
追記:到着日の3日以内にならないと「到着予定日」が選択できません。
【追記:不要になりました】出発前2日以内ウイルス検査(PCR又はリモートART)
事前に予約しておいたウイルス検査を出発前2日以内に受けます(48時間以内ではない)。
【注意】シンガポールからARTキットを持って行くのを忘れずに!HSA認証のテストキットはこちらからご確認ください(https://www.hsa.gov.sg/consumer-safety/articles/covid19_selftests)。
準備完了!
以上がシンガポール入国までの流れとなります。おつかれさまでした。
まとめ・チェックリスト
コロナ禍の海外渡航は、ひとつ忘れると致命的になりかねないので、注意が必要です。
日本側もシンガポール側も、数日後には規制が変わっている可能性がありますので、渡航の際には自身での確認をお願いします。
最後にチェックリストを載せておきます。
日本入国に向けて
- 航空券往復チケット購入
- アプリを入れる(MySOS、GoogleMap、COCOA)
- MySOSの登録(検査証明書、誓約書、質問票、ワクチン接種証明書)【到着16時間前まで】
- 出国前PCRの予約
- 出国前72時間以内PCR、検査証明書の印刷
シンガポール入国に向けて
- SG Arrival Card登録 【到着前3日以内】
出国前PCR/リモートARTの予約出国前2日以内PCR/リモートART ※ARTキットを持っていくこと
大変な準備が終われば、楽しい時間が待っています♪
それでは、よい旅を!
この記事がシンガポール生活を送るみなさんの参考になれば幸いです。
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