【決済サービス】NETS(ネッツ)とは?シンガポールの決済方法まとめて紹介
こんにちは、シンガポール駐在員のかじまです!
シンガポールで主流の支払い方法のひとつ、NETS(ネッツ)。
支払い時の決済方法はややこしいほどたくさんあり、シンガポールに来た当初は「NETSって一体何?」と思っていました。
2024年1月追記
「アップグレード前のEZ-Link」「NETS Flash Pay」は2024年6月から公共交通機関に使用できなくなります。
⇒詳細はこちら。SimplyGoホームページ
シンガポールの決済方法にはどんなものがあるのか知りたい方
NETSってよく聞く(見る)けど何のことなのか気になる方
NETSのサービスについてわかる。
シンガポールで生活するのに押さえるべき決済サービスがわかる。
我が家のメインはクレジット(スマホ)決済ですが、たまーに「NETS」も使います。
また車を利用しているので、駐車料金を支払うための「NETS Flash Pay」が活躍しています。
それでは、どうぞ~!
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NETS(銀行デビットカード)とは
日本でいうデビットカードのようなもので、決済時に口座から即座に引き落とされる仕組みです。
クレジットカードではなく、「銀行」のカード。
シンガポールの銀行(DBS、UOB、OCBC等)で口座を開くと、NETSの機能がついたキャッシュカードが手に入ります。
(カードの裏に「NETS」のマークがあれば、キャッシュレスで支払いができます。)
決済方法は、レジでカードを挿入し、金額を確認して暗証番号(6桁)を入れるだけです。
NETSはスーパーやデパートなどはもちろん、ほとんどの店舗で利用可能であり、どこでも使えるのがメリットとなっています。
※ホーカーや非対応の店を除く
NETSを利用するとき
クレジットカードはすでに発行済、普段はクレジット決済ばかりという人も、ときにはNETSのお世話になることも。
お店によってクレジット非対応がところがあります。
たとえば、DAISO(久しぶりに訪れたらクレジット対応になっていました)、一部のパン屋さん など。
いまでは○○Payやスマホ決済できるものが多くなっているので、普及はしているものの出番は少なめといった印象です。
その他のNETSのサービス
NETS Flash Pay(チャージ式IC交通カード)|車にセットして使うことも
名前が先ほどのNETSに似ていますが、こちらはデビットカードではなく【チャージ式】「非接触型IC交通カード」。
交通カードと言いながら、通常のお買い物でも使えるお店がほとんどです。
日本のSuicaやPasmoのようなイメージですね。
2024年1月追記
「アップグレード前のEZ-Link」「NETS Flash Pay」は2024年6月から公共交通機関に使用できなくなります。
⇒詳細はこちら。SimplyGoホームページ
車にセットしておくと、非接触で駐車料金を支払うことができます。
駐車場を通るときにこのカードから引き落とされるので、手動で機械を操作する手間が省けます。
チャージ式なので残高だけは要確認!
カードを作る際は、オンラインストアやコンビニなどで購入する必要があります。
S$12(うちチャージ金額がS$7、発行手数料S$5)で購入できます。
交通決済としては、後述の
EZ-Link(ICカード)
もしくはPay Wave(Apple Pay/Google Payと連携したタッチ決済)
がメジャーなので、車を持たない人は新たに作る必要はないかもしれません。
2024年6月からは公共交通機関にこのカードは使えなくなるので、別のカードに移行していくことをオススメします。
NETS Prepaid Card(プリペイドカード)
こちらもNETS Flash Payと似た、「プリペイドカード」。
カードの絵柄はたくさんのデザインの中から選べ、ギフトにもなるということ以外、NETS Flash Payとの違いはよく分かりませんでした・・・。
NETSPay(銀行連携デジタル決済)
DBS、UOB、OCBC、POSB銀行のカードを介して行う、「デジタル決済」のこと。
NETPayはNETSカードから派生した、デビットカードのデジタル版のようなものでしょうか。
アプリを入れたスマホでタップまたはスキャンするだけで支払い可能です。
暗証番号の入力も不要になります。
また、eコマースではQRコードをスキャンするだけで、カード情報を入力せずに決済ができるそう。
シンガポールの銀行口座をアプリで連携。
PayNow(オンライン送金サービス)
お店で割り勘をするとき、集金するとき。
シンガポールではほとんどの銀行がPayNow(ペイナウ)サービスを使えるよう対応しており、アプリから相手の電話番号/ナンバーを入力するだけで、手数料無料で送金ができます。
友達同士だけでなく、家の修理代金の支払いにもPayNowを使ったことも。
友達や上司とご飯に行ったとき、まとめて払ってくれた人にPayNowするだけで集金が完了。
日本でもあったら便利なのに、と思うサービスのひとつです。
シンガポールの銀行口座をアプリで連携。
※銀行口座の名義人本人しか使えないことが難点。
たとえば家族の中で駐在員しか銀行口座を持っていない場合、配偶者や子供がPayNowを使うことはできません。
なので駐在妻同士のランチでは、旦那さんの電話番号から送金されてくることもしばしば。
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その他の決済サービス(EZ-Link/PayWaveなど)
EZ-Link(チャージ式IC交通カード)|旅行者向け
EZ-Link(イージーリンク)も、NETS Flash Payと同じく、チャージ式の「非接触型IC交通カード」です。
カードの絵柄が特徴的で、自分のカードと同じ絵柄を持っている人は見たことがありません。
2024年1月追記
「アップグレード前のEZ-Link」「NETS Flash Pay」は2024年6月から公共交通機関に使用できなくなります。
⇒詳細はこちら。SimplyGoホームページ
駅のチケット売り場で、その場で発行可能。
どんな絵柄が手に入るかは運次第です。
S$12(うちチャージ金額がS$7、発行手数料S$5)で購入できます。
※コンビニなどで購入する場合は、チャージ金額が異なる場合があるので注意。
2024年6月からはアップグレード前のEZ-Linkカードは公共交通機関で使えなくなります。
駅で簡単にアップグレード可能ですので、お手持ちのカードを「SimplyGo EZ-Link」にアップグレードしておきましょう。
交通費だけ別カードで管理したい方や、旅行者には必須のカードです。
個人的には、NETS Flash PayよりもEZ-Linkのほうが使っている人が多い印象があります。
DBS PayLah!
DBS銀行の決済サービス。
アプリから利用可能です。
【PayWave】Apple Pay/Google Pay(クレジットカード決済)|交通機関はSymplyGo
PayWave(ペイウェーブ)は、VISAの「非接触型決済サービス」。
クレジットカードをかざすだけで支払いが完了する、スマートな決済方法です。
日本でも「タッチ決済」が普及してきていますよね。
シンガポールでは支払いのとき、「PayWave?」と聞かれることがものすごく多いです。
ほとんどの人がクレジットカード、特にタッチ決済をしてします。
さらに、Apple Pay/Google Payと連携することで、スマホやApple Watchでタッチ決済も可能になります。
まさに日本の「QUICPay(クイックペイ)」です。
お店での支払いだけでなく、MRTやバスもこの方法で乗車できます(サービス名はSymplyGo)。
旅行者はシンガポールのクレジットカードを持っていないので、PayWaveで支払う機会はありませんが、在住者にとっては毎日使う決済方法かと思います。
PayWaveはスマホで完結するため、いちいちカードを探す手間が省けて、本当に便利です。
シンガポールに来てすぐEZ-Linkカードを作りましたが、いまでは全く使っていません。
シンガポールのクレジットカードを作成する必要あり。
クレジットカードはいくつかの条件をクリアしなければ作れません。
在住者向け:クレジットカードは家族カードの作成が可能です。クレジットカード(スマホへの連携も含め)をひとりひとり持てます。
独自の決済サービス(GrabPay/ShopeePay/SAMSUNG Payなど)
日本で言う楽天ペイやPayPayに似たようなものもあります。
GrabPayは、配車・宅配サービスのGrabが作った決済サービス。
ポイント還元が良いらしく、周りにも使っている人は多いです。
詳しい内容は、ここでは割愛いたします。
旅行者はどれを使う?シンガポール在住者は?
旅行者ならEZ-Linkと自身のクレジットカードで
基本的にはクレジットカードがどこでも使えるので、クレジットカード決済が便利です。
特にタッチ決済できる(カードを差し込まなくてもOKな)カードがあれば、ほとんどのお店で困ることはありません。
公共交通機関に乗る際には、「チャージ式IC交通カード」のSymplyGo EZ-Linkがおすすめです。
ここで紹介した様々な決済サービスは、シンガポールの銀行開設はじめ、諸々の手続きが必要となることが多いので、短期間の滞在であればご自身の日本のクレジットカードでの支払いが良いと思います。
シンガポール在住者ならスマホとシンガポールの銀行・クレジットカードを連携|SymplyGo、PayWave、PayNowを使いこなすのが◎
SymplyGo、PayWave、PayNowが使えたら、困ることはまずありません。
公共交通機関はSymplyGoで、スマホ/ウォッチ決済。
お店では「PayWave」と一言伝え、スマホ/ウォッチ決済。
食事を割り勘した時には、後ほど支払者にPayNowで無料送金。
必要に応じて、GrabPayなどポイント還元を意識したサービスを使うのも良いと思います。
実生活でNETSカードを使う機会はほとんどありません。
ですが、駐車料金支払い時のNETS Flash Payカードや、PayNowは日常的に使うので、NETSのサービスにはお世話になっています。
この記事がシンガポールで生活するみなさんの参考になれば幸いです。
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コメント一覧
nets prepaid card はsentosa express使えません、チャージできる場所もflashpayより少いと感じます。ちょっと不便。
ジェニー様
貴重な体験談ありがとうございます。NETSの中ではflashpayが一番使い勝手が良さそうですね。flashpayはスマホからでもチャージができるので、やはり便利です。